FXでは指標発表や要人情報、他の投資家の動向など、周辺情報を知っていると、環境認識や節目の価格の確認に役立ったり、トレンド転換をいち早く知ることができます。
少しずつ参照する情報を増やしてきましたが、なんだかんだと情報元が多くなってきたので、こちらの記事でまとめておこうと思います。
指標発表・要人発言
まずは指標発表や要人発言です。
基本ですが私は羊飼いさんのサイトでチェックしています。
羊飼いさんのサイトではその日の指標発表予定と重要度が記載されているので、A以上のものは要チェックという感じで見ています。
指標の予想でトレードすることはせず、発表前にポジションを閉じたり、発表後に流れができたら後乗りするイナゴトレードに使ったりしています。
通貨強弱
通貨ペアを総合的に見て、どの通貨が今買われていて、どの通貨が売られているのか、通貨ごとの強弱を教えてくれるサイトもチェックしています。
通貨強弱を確認することでトレンドの発生や転換をざっくり視覚的に捉えることができます。
通貨強弱についてはCurrency Strength ChartとMatafが有名ですが、当日中や短期のトレンドを見るのはCurrency Strength Chart、1週間など中長期のトレンドを見るのはMatafが優れていると思いますので、みたい時間軸にあわせて使い分けています。
オーダー情報・ポジション情報
一部のFX会社では顧客からのオーダー情報やポジション情報を公開していて、誰でも見ることができます。
ポジションを見れば今ロングとショートのどちらに傾いているのかがわかりますし、偏ったポジションはその後の決済などによる反動のサインにもなります。
またオーダー情報を見ることで投資家の損切り注文を知ることができるので、そこを超えるとさらにトレンドが加速しそうと判断できますし、逆に指値が待ち構えている価格帯は反発ポイントの目安となります。
オープンオーダーで有名なのはOANDAですが、OANDAだけだと個人の注文になるため、海外に強いIG証券とプロ投資家の動向を知るためのIMM通貨先物ポジション推移をあわせて見ています。
またトレーダーズ・ウェブが提供しているFXオーダーもヒアリング情報をもとにオーダー情報を公開していて、オプションカットなどの情報も掲載しているためこちらも参考にしています。
オーダー情報やオプションカットの意味や活用方法については別で解説していますので、そちらも参考にしていただければと思います。
オプションカットをチェックすることもFXのトレードをする上で重要です。 オプションカットはWeb上で簡単に確認することができ、把握することで思わぬ動きを避けることができます。 FX初心者の人だと、オプションカットは聞き慣れない言[…]
トレードの際にOANDAのオープンオーダーを参考にしていますが、これまではWEBサイト版を見ていました。 WEBサイト版でも便利なのですが、都度ブラウザを見ないといけないのと、価格帯がアバウトなのでいまいちトレードに活かしきれていませ[…]
VIX指数
「恐怖指数」であるVIX指数も確認します。
恐怖指数が高まると円高、ドル高になる傾向があるため、VIX指数を確認して20以上であれば円高トレンドが発生する可能性が高いと考えて備えます。
VIX指数が高まるとボラティリティも高まるので、短期間で大きな利益を狙うことができるチャンス相場といえます。
世界の株価
それほど重要視していませんが、世界の株価をざっと見ると株価の動向がわかり、為替のトレンドにつながることもありますので、時間がある時にざっとチェックしています。
世界の株価をチェックする際はこちらのサイトが便利です。
世界の株価というサイト名ですが、金や原油など商品系の価格動向も一覧でチェックすることができます。
米国10年債利回り
ドルと相関関係にある10年債利回りもドル絡みの通貨をトレードする前には確認することがあります。
債券利回りのトレードへの活かし方については、別の記事でも紹介していますので、こちらも参考にしてください。
コロナショックは大変なことになっていますね。。 ダウは1ヶ月前まで30,000ドルを超えて史上最高値を更新していたのが今は20,000ドル割れ。 為替相場を見るととにかくドル高相場で、非常にイレギュラーな相場が続いています。 […]
FRBの利上げ確率・利上げの織り込み具合
為替は基本的に金利で動きますので、FOMCでどれくらい利上げ・利下げされるかは非常に重要です。
そのFRBの利上げがどれくらいの確率で何%利上げや利下げを織り込んでいるかを公表しているのが、CMEのFedWatchです。
各FOMCごとにどれくらい金利が動きがありそうかを棒グラフで示しているので、非常に見やすく参考になります。
注目指標の米CPIが発表された2022年8月の発表後にどのように変化があったか、こちらの記事でまとめています。
昨日は7月の米CPI(消費者物価指数)の発表がありました。 米利上げと直結するインフレ指標ということで、最近の市場では最注目の指標です。 結果は総合が+8.50%(予想は+8.70%)、コアが+5.90%(予想は+6.10%)と[…]
その他
その他にはツイッターで著名なトレーダーの方のツイートやFX会社、ニュースをチェックしています。
私のツイッターアカウントのフォロワーを見るとわかると思いますので、気になる方は参考にしていただければと思います。
まとめ
以上が私がチェックしているサイトです。
まとめて再掲すると以下のようになります。
すべてを使いこなしているわけではありませんが、色々と見ていると相場を複合的な視点で見ることができ、環境認識に大いに役立つと思います。
マルチタイムフレーム分析が各通貨のトレンドを確認する「縦の確認」とすると、色々な通貨を見たり、他の資産を見ることは「横の確認」で環境認識の幅が広がります。
これらのサイトはどれも多くの投資家が参考にしているサイトでもありますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
その他、当サイトではFOMCやサマータイムなど、トレードをする上で知っておくべき用語の解説や関連情報へのアクセス方法などをまとめていますので、こちらもぜひご覧ください。
ではでは!