オプションカットをチェックすることもFXのトレードをする上で重要です。
オプションカットはWeb上で簡単に確認することができ、把握することで思わぬ動きを避けることができます。
FX初心者の人だと、オプションカットは聞き慣れない言葉かもしれませんし、難しいと敬遠してしまう人もいると思いますので、オプションカットの意味と確認方法、トレードへの活かし方などを見ていきたいと思います。
オプションカットとは
- ある価格、ある時点で買う権利・売る権利を売買するもの
- オプションカットは権利行使の最終締め切り時間
まず、オプションとはある価格、ある時点で買う権利・売る権利をそれぞれ売買するもので、オプションカットはそのオプションが期限を迎えることを意味しています。
ドル円110円のオプションだと・・
コールオプション（買う権利）を買った人は為替がどんなに高くなっても110円でドル円を買うことができます。
なので、
110円よりも円安になると利益を得ることができ、逆に為替が大きく下がった場合はオプションの価格分だけ損をすることになります。
逆にコールオプションを売った人は為替が110円よりも高くなると上がった分だけ損をすることになり、為替が110円よりも安くなるとオプションの価格分だけ利益を得ることができます。
ただ、
FXをする上ではオプションの複雑なしくみ自体は覚える必要はありません。
要は様々な思惑が交差するポイントでレジサポと同じように機能すると覚えておけば良いでしょう。
（抵抗となり、抜けると損切りを食って走る）
オプションカットの時間
オプションの権利が確定する時間をオプションカットやカットオフタイムと呼び、NYカットであれば、日本時間の夏時間は23時、冬時間は24時がオプションカットの時間になります。
- 冬時間：日本時間24時
- 夏時間：日本時間23時
オプションは買う権利、売る権利があり、それぞれに買い手と売り手がいるため非常に複雑になり、オプションの基準となる価格をめぐって様々な思惑が重なり特徴的な動きをします。
そのため、オプションカットがある価格とオプションカットされる時間日程を確認しておくことでトレードを有利に進めることができます。
オプションカットの為替への影響
- オプション価格が抵抗になる
- オプション価格に引き寄せられることがある
FXトレーダーとしては、オプションの細かいルールは特に覚える必要がなく、オプション価格に引き寄せられる法則とオプション価格が抵抗になるということを覚えておけば良いでしょう。
具体的に例えばドル円で110円のオプションカットがあった場合、現在値が109円のときは110円に引き寄せられることが多くあります。
また、逆に110円近辺では110円が壁になり、近づくと反発するなど抵抗として機能することが多いです。
そのため、オプションは把握しておき引き寄せや抵抗となることを理解しておく必要があります。
また、上述した通り、オプションには期限（オプションカット）がありますので、冬時間では24時にオプションが消滅します。
結果、抵抗がなくなって一気に為替が動くこともあるので、オプションカットには注意しておく必要があります。
オプションカットの確認方法とトレードへの活かし方
オプションカットはWeb上で公開されているものもあるので簡単に確認することができます。
代表的なもので言うとトレーダーズウェブのオーダー情報で確認することができます。
こちらのサイトでは朝時点のオーダー情報とともにオプションカットの情報も記載されています。
オプションの価格といつ期限を迎えるオプションなのかが記載されているので、私はここで毎日オプションカットの情報をチェックしています。
トレーダーズウェブで無料で確認できるオプションカットオーダー情報はドル円とユーロドルのみとなっているので、その他の通貨ペアのオプションカット情報を知りたい場合には有料会員に登録する必要があります。
オプションカットの意味や相場への影響、トレードへの活かし方を見てきました。
オプションカットは抵抗となり相場全体の流れに影響を及ぼすこともあるので、FXトレードをする上ではぜひチェックしておきたい情報です。
トレーダーズウェブなどをWeb上で簡単にチェックできるので、毎日の日課として経済指標をチェックするとともにオプションカットも一緒にチェックするといいですね。
その他、FXでチェックしておきたい情報やリンク先はこちらでまとめていますので、あわせて参考にしていただければと思います。
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