FX最重要イベントと言ってもよいFOMCですが、FOMCの結果とそれを受けてどのように為替が動いたかをメモしておこうと思います。
予想と結果の乖離だけでなく、その後の金融政策の思惑や時期的な原因で値動きしたり、発表直後とその後の値動きに違いがあったりすることも多いので、過去のFOMC結果と値動きを把握して取引に活かしていきたいですね。
FXのみならず、マーケットに多大な影響を与えるイベントとして「FOMC」があります。 FXを始めるとちらほら聞くキーワードではありますが、どういう意味なのかわからない初心者の方もいると思います。 ハル FXは最初知らな[…]
- 1 2024年11月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 2 2024年9月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 3 2024年7月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 4 2024年6月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 5 2024年5月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 6 2024年3月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 7 2024年1月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 8 2023年12月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 9 2023年11月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 10 2023年9月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 11 2023年7月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 12 2023年6月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 13 2023年5月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 14 2023年3月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 15 2023年2月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 16 2022年12月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 17 2022年11月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 18 2022年9月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 19 2022年7月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 20 2022年6月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 21 2022年5月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 22 2022年3月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 23 2022年1月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 24 2021年12月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 25 2021年11月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 26 2021年9月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 27 2021年7月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 28 2021年6月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 29 2021年4月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 30 2021年3月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 31 2021年1月のFOMC結果とFOMC後の値動き
2024年11月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:4.75%へ利下げ
- 予想:4.75%へ利下げ
- 0.25%の利下げ
- パウエル議長が「インフレに対して勝利宣言しない」と発言
- パウエル議長が「中立金利への引き下げは急ぐ必要ない」と発言
- パウエル議長が「利下げペースの調整について検討を始めたばかり」と発言
- パウエル議長が「12月の会合ではデータと見通しを注視する」と発言
- パウエル議長が「削除した文言は利下げ開始に伴うもの」と発言
- パウエル議長が「トランプ氏から求められてもFRB議長を辞任しない」と発言
- 利下げ幅は予想通りで初動はややドル買い
- パウエル議長の会見はややハト派に捉えられややドル売り
2024年9月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:5.00%へ利下げ
- 予想:5.25%へ利下げ
- 利下げを開始
- 利下げ幅は0.50%
- ドットチャートの2024年末金利中央値は4.4%へ引き下げ
- 2025年末金利見通しは4.1%→3.4%に引き下げ
- 2024年末のGDP見通しは2.1%→2.0%に引き下げ
- 中立金利は2.8%→2.9%に引き上げ
- パウエル会見では「バランスシートの縮小を止めることは考えていない」と発言
- 0.5%の利下げとなりドル売りで反応
- パウエル議長の会見中にドル買いに反転
ドットチャート
経済・物価見通し(SEP)
2024年7月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:5.50%で据え置き
- 予想:5.50%で据え置き
- 金利は据え置き
- パウエル議長は9月利下げがFOMCのコンセンサスには「疑いの余地がない」と発言
- パウエル議長は「今回のFOMCでは利下げの是非について真剣に議論が行われた」と発言
- 明確な利下げへのメッセージはなく発表直後はドル買いで反応
- 9月利下げがコンセンサスとなりドル売り
2024年6月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:5.50%で据え置き
- 予想:5.50%で据え置き
- 金利は据え置き
- ドットチャートの2024年末金利中央値は5.1%と年内1回利下げへ引き上げ
- パウエル議長は「確信を強めるには良好なデータを更に目にする必要がある」と発言
- パウエル議長は「緩慢ながら一段の進展が見られた」と発言
- ドットチャートの利下げ見通しが後退し発表直後はドル買いで反応
- パウエル議長会見では目新しい発言はなかったものの弱かったCPIの反動からタカ派に映りドル買い
ドットチャート
経済・物価見通し(SEP)
出典:FRB
2024年5月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:5.50%で据え置き
- 予想:5.50%で据え置き
- 金利は据え置き
- 声明文でQTを月額最大$600億から$250億に減速
- 会見で「次の政策変更が利上げとなる可能性は低い」と発言
- 金利見通しは変わらずもQT減速の影響からか発表後は米2年金利低下・ややドル売り
- 想定よりタカ派の発言でなかったためドル売り
このタイミングかとかなり驚きました
2024年3月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:5.50%で据え置き
- 予想:5.50%で据え置き
- 金利は据え置き
- 2024年末金利見通しは4.6%で変わらず
- 2024年末3回の利下げを見込み変わらず
- 2025年末金利見通しは3.6%→3.9%に引き上げ
- 2024年末のGDP見通しは1.4%→2.1%に引き上げ
- 中立金利は2.5%→2.6%に引き上げ
- 金利見通しは変わらず発表後は米2年金利低下・ドル売り
- パウエル会見は想定よりタカ派にならずにドル売り
ドットチャート
経済・物価見通し(SEP)
出典:FRB
2024年1月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:5.50%で据え置き
- 予想:5.50%で据え置き
- 金利は据え置き
- 声明文に「最近の指標は、経済活動が堅実なペースで拡大していることを示している」との記載
- 声明文に「雇用の増加は昨年初めから鈍化したが依然として強く、失業率も低いままだ」との記載
- 声明文に「インフレは過去1年間で緩和したが、依然として高止まりしている」との記載
- パウエル議長の会見では「年内のある時点で利下げの可能性が高い」との発言
- パウエル議長は会見で「3月利下げの可能性は低い」と発言
- 声明文がややタカ派に解釈され初動はややドル買い
- パウエル議長の会見を受けてドル売り
- パウエル議長の会見から早期利下げ期待が後退しドル買い
2023年12月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:5.50%で据え置き
- 予想:5.50%で据え置き
- 金利は据え置き
- ドットチャートの2024年末中央値は5.1%から4.6%に引き下げ
- ドットチャートでは来年3回の利下げを見込む
- パウエル議長は「政策金利は今サイクルのピークかそれに近いと考えている」と発言
- パウエル議長は「きょうの会合で利下げのタイミングを協議した」と発言
- ドットチャートの金利見通し引き下げで発表後は米金利低下・ドル売り
- パウエル議長のハト派発言を受けてドル売りが進む
ドットチャート
経済・物価見通し(SEP)
出典:FRB
2023年11月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:5.50%で据え置き
- 予想:5.50%で据え置き
- 金利は据え置き
- 声明文に「金融・与信状況の引き締まりは経済活動や雇用、インフレに影響を及ぼす可能性が高い」が追加
- パウエル会見では追加利上げの可能性は残しつつ「金融引き締めが終了した可能性」の発言
- 金利据え置きは予想通りで発表後はほぼ無風
- パウエル会見で「金融引き締めが終了した可能性」の発言があり金利低下ドル売り
2023年9月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:5.50%で据え置き
- 予想:5.50%で据え置き
- 金利は据え置き
- 2024年末金利見通しは4.6%から5.1%に引き上げ
- 「今後も会議ごとに決定を下していく」と発言
- 金利見通しの引き上げを受けてドル買いで反応
- パウエル会見後もジリジリとドル買いが進む
ドットチャート
経済・物価見通し(SEP)
出典:FRB
2023年7月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:5.25%→5.50%へ利上げ
- 予想:5.25%→5.50%へ利上げ
- 0.25%の利上げを実施
- ステートメントに大きな変更はなし
- パウエル議長の会見では「2025年頃まで2%のインフレ目標の達成はないだろう」と発言
- 「今後も会議ごとに決定を下していく」と発言
- 「9月利上げの可能性も、利上げなしの可能性もある」
- 「FOMCは今年中に利下げしないだろう」と発言
- 幾人かのFOMCメンバーは来年の利下げを予想すると発言
- 利上げは予想通りで発表直後に大きな値動きはなし
- パウエル議長の会見が予想されたほどタカ派ではなかったことからドル売りで反応
- 「2025年頃まで2%のインフレ目標の達成はないだろう」の発言を受けドルの買い戻しの動き
2023年6月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:5.25%据え置き
- 予想:5.25%据え置き
- 金利は据え置きで利上げ終了
- ターミナルレートは5.6%に上昇
- ドットチャートは2023年中央値が5.6%、2024年が4.6%に引き上げ
- ターミナルレートの上昇で初動はドル買い
- パウエル会見時に株が上昇しドル売りとなり全戻しに近い動き
ドットチャート
経済・物価見通し(SEP)
出典:FRB
2023年5月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:5.00%→5.25%へ利上げ
- 予想:5.00%→5.25%へ利上げ
- 0.25%の利上げを実施
- 追加利上げ示唆の文言が削除
- 銀行システムは健全と改めて表明
- パウエル議長の会見では「米国の銀行システムは健全で回復力がある」と発言
- 引き続き「データに依存したアプローチを採用する」と発言
- 追加利上げ示唆の文言が削除され初動はドル売り
2023年3月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:4.75%→5.00%へ利上げ
- 予想:4.75%→5.00%へ利上げ
- 0.25%の利上げを実施
- 「継続的な利上げが必要になるだろう」というこれまでの文言が削除
- 2023年FF金利見通しは前回と変わらず
- ドットチャートはあと1回の利上げで終了示唆
- バランスシート縮小は継続
- パウエル会見では「金利据え置きは検討」との発言
- ターミナルレートの引き上げはなく声明文発表後はドル安
- パウエル会見を受け米金利低下・ドル安
ドットチャート
2023年2月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:4.50%→4.75%へ利上げ
- 予想:4.50%→4.75%へ利上げ
- 0.25%の利上げを実施
- パウエル議長の会見は利上げ継続の姿勢を維持
- 「引き締めすぎは望んでいない」「利上げ停止後に再開する選択肢は検討していない」「財のディスインフレ過程は始まっている」とコメント
- インフレ圧力の弱まりに言及
- 「予想通りの経済動向なら2023年中の利下げは想定しない」と年内の利下げを否定
- 株高など市場の楽観論への牽制も限定的
- 声明文発表後はドル買いもすぐに値を戻す
- パウエル会見後は利上げ停止が近づいているとの見方からドル売り株高
2022年12月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:4.00%→4.50%へ利上げ
- 予想:4.00%→4.50%へ利上げ
- 0.50%の利上げを実施
- 2023年政策金利見通しは5.1%
- 2024年政策金利見通しは4.1%
- パウエル議長会見では「利上げペースはもはや問題ではない」との発言
- 2月の利上げ幅はデータ次第
- インフレが2%に向かうとの確信が持てるまで利下げはない
- 声明文発表後はタカ派的な金利見通しからややドル買い
- パウエル会見を受け金利が落ち着きドル売り
ドットチャート
2022年11月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:3.25%→4.00%へ利上げ
- 予想:3.25%→4.00%へ利上げ
- 0.75%の利上げを実施
- 声明文で「金融政策が経済活動や物価に影響を及ぼすのに時間差がある点を考慮する」が追加
- 声明文では金利引き締め過ぎのリスクを意識した表現
- パウエル議長会見では次回以降の会合で利上げ幅縮小について議論することを認める
- 最終的な金利は9月FOMCでの見通し4.6%より高くなるとの見解を示す
- 減速の議論より金融引締をどの時期まで続けるかが重要との見方を示す
- 利上げ停止の議論は「かなり時期尚早」と指摘
- ハト派とタカ派のバランスを取った表現・会見となった
- 声明文発表後は引き締め過ぎのリスクを意識した表現が追加されドル売り
- パウエル議長の会見で「最終的な金利はより高くなる」発言でドル買い(いってこい)
- その後はFOMC直後のドル売りの損切りも巻き込み大きくドル高で推移
2022年9月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:2.50%→3.25%へ利上げ
- 予想:2.50%→3.25%へ利上げ
- 0.75%の利上げを実施
- ドットチャートでは、2022年末の政策金利予想が4.375%と大幅に上方修正
- 2023年末も4.625%と2023年まで利上げが継続する可能性が示唆
- 2024年から利下げ開始か
- パウエル議長会見では「いつか利上げペースを落とすのが適切になるだろう」など、今後の利上げペースの鈍化を示唆
- 次回利上げ幅は会議で決める(まだ決まっていない)
- 全体的にタカ派的なことは変わらず
- ドットチャートの将来金利の上方修正で発表直後はドル高で反応
- パウエル議長の会見あたりから利上げペースの鈍化を示唆したことや景気悪化懸念などでドル安
- その後はドットチャートの金利など全体的にタカ派な内容が評価されてかドル高で推移
2022年7月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:1.75%→2.50%へ利上げ
- 予想:1.75%→2.50%へ利上げ
- 0.75%の利上げを実施
- パウエルFRB議長が利上げペース減速を示唆
- パウエル議長の会見を受けてドル安で反応
2022年6月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:1.00%→1.75%へ利上げ
- 予想:1.00%→1.75%へ利上げ
- 0.75%の利上げを実施
- ドットチャートは2022年末の中央値が1.875%から3.375%まで大きく上方修正
- 023年末には3.75%まで利上げが行われた上で、2024年には利下げが行われるとの道筋が示された
- FOMC直後はドル高に振れたものの、材料出尽くし感からその後はドル売りがやや優勢
2022年5月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:0.50%→1.00%へ利上げ
- 予想:0.50%→1.00%へ利上げ
- 0.5%の利上げを実施
- パウエル議長は今後の75bpsの利上げに否定的なスタンスを示す
- 経済情勢が見通し通りなら、今後2回(6-7月)の会合で0.5%の利上げが検討される
- パウエル議長の会見からドル安が進む(加熱気味だったドル高が一服する)
2022年3月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:0.25%→0.50%へ利上げ
- 予想:0.25%→0.50%へ利上げ
- ついに利上げを実施
- ドットチャートは年末までに7回利上げ
- 量的緩和は今月で終了
- 早期に資産縮小の開始決定を行う可能性を示唆
- タカ派的なスタンスが目立つ一方で景気への配慮も同時に見られた
- ドル安が進む
2022年1月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:0.25%据え置き
- 予想:0.25%据え置き
- 3月利上げを事実上予告
- 3月0.5%の利上げは言及せず
- BS縮小(QT)は利上げ後に開始
- QTの詳細は次回FOMCで議論
- 会見開始直後に長期金利上昇・株安
- ドルが全面高
◆FOMCまとめ
3月利上げの事実上の予告など、ほぼ市場予想に沿った内容でした。ただ、パウエル議長の会見ではインフレ抑止を強調、利上げペースについて言質を与えなかったことがタカ派的とみなされ、株安・長期金利上昇につながりました。のちほどマーケット反応の一覧もツイートします pic.twitter.com/PWu3J2JPcx— 後藤達也(旧アカウント) (@goto_nikkei) January 26, 2022
2021年12月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:0.25%据え置き
- 予想:0.25%据え置き
- 声明から「インフレは一時的」の文言が削除
- 「需給不均衡がインフレの押し上げに寄与し続けた」と修正
- ドットチャートの22年利上げ見通しの中央値が0.5回→3回へ上昇
- 発表直後は一旦ドル買いもすぐに上げ幅を縮小
- パウエル議長の会見後、材料出尽くしでドル売り
FOMCまでに大きく利上げを織り込むも、年内最後のFOMCということで、結果が出た後にはセルザファクト的な売りが出ました。
https://twitter.com/goto_nikkei/status/1471212236161294338
2021年11月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:0.25%据え置き
- 予想:0.25%据え置き
- テーパリングの開始が決定
- インフレ上昇は、「一時的(transitory)」の記載を維持
- 「利上げに適した時期とは考えていない。労働市場の一段の回復を待つ」との見解
- 発表後はドル売りがやや優勢
- 早期利上げ懸念の後退でリスクオンの円売り
◆クイック解説
FRBがテーパリングを決定。下記にポイントをまとめました
朝7:00~下記リンクでビデオ解説もします。日経の会員でなくてもみられます。いま資料を急いでアップデート中です。よければご覧ください。こちらにリプで質問くだされば、なるべく答えます▽動画https://t.co/CLD2tB2Cmz pic.twitter.com/L8LaIkPEcI
— 後藤達也(旧アカウント) (@goto_nikkei) November 3, 2021
2021年9月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:0.25%据え置き
- 予想:0.25%据え置き
- タカ派的な内容
- パウエル議長会見で「テーパリングが早急に必要になるかもしれない」
- パウエル議長会見で「テーパリングは11月のFOMCで決定する可能性」
- 22年の利上げ開始予想18人中9人に増加
- 23年は年3回ペースの利上げ
- ドル買い・円売りが優勢
- 米長期金利が1.30%から1.43%近辺まで急伸
https://twitter.com/goto_nikkei/status/1440772397074817025
2021年7月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:0.25%据え置き
- 予想:0.25%据え置き
- 声明文では、「経済は目標に向けて進展しており、今後数会合において引き続き進展度合いを精査する」の記載
- 米国経済がワクチン普及とともに順調に回復しつつある認識が示される
- テーパリングについて「初めて深く掘り下げた議論」があったと説明
- 利上げについても「ずっと先であることは明白だ」と発言
- ややタカ派方向に傾くも、総じてみればハト派スタンスが継続
- 声明文発表直後はドル買い
- パウエル議長のハト派姿勢でドル安
◆ FOMCまとめ
FRBはテーパリングに向けての議論を一歩進めました。会見の主な発言や今後のポイントをスライドに簡単にまとめました。AM7:00からNIKKEI LIVE(下記リンク)でビデオ解説します▽NIKKEI LIVE(どなたでも視聴可能)https://t.co/KPaKVRyv9n pic.twitter.com/njOX22hjc0
— 後藤達也(旧アカウント) (@goto_nikkei) July 28, 2021
2021年6月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:0.25%据え置き
- 予想:0.25%据え置き
- 米国の金融政策が予想外にタカ派化
- 金融緩和を徐々に縮小する姿勢が鮮明
- ドットチャートの2023年末までの利上げ支持が7人→13人(18人中)へ増加
- テーパリングの議論があったことを認める
- 利上げの議論は「極めて時期尚早」と述べる
- 米10年債利回りが急騰しドル全面高
- パウエル会見後にドル一段高
https://twitter.com/goto_nikkei/status/1405250948159590404
2021年4月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:0.25%据え置き
- 予想:0.25%据え置き
- 金融政策は現状維持
- インフレ加速は「一時的要因」
- パウエル議長の金融緩和姿勢が維持で若干ドル安が進行
- パウエル議長会見からドル安が進行
【速報】FOMC
・金融政策は現状維持
・声明も大方の予想通り、大きな変化はなし
・景気認識をやや前進
・インフレ加速は「一時的要因」
・パウエル議長の記者会見は日本時間午前3:30~
↓下記スライドはFOMC前にまとめたポイントの再掲です▽声明リンクhttps://t.co/nu6Mo4CU2y pic.twitter.com/KuS5WyYPY9
— 後藤達也(旧アカウント) (@goto_nikkei) April 28, 2021
2021年3月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:0.25%据え置き
- 予想:0.25%据え置き
- 景気回復への強気な見方が示される
- ドットチャートは2023年の利上げ予想メンバーは増加も中央値は引き続きゼロ金利
- パウエル議長が会見で「テーパリングについて議論する時期は訪れていない」と緩和スタンスを強調
- 米経済に対して強気な見方を示す一方で、依然としてゴールは遠いと強調
- 早期利上げへの懸念を抑え込み
- 利上げ前倒しの警戒の中ハト派的な内容で安心感からドル売りが進行
- パウエル議長の会見からドル売り
2021年1月のFOMC結果とFOMC後の値動き
- 結果:0.25%据え置き
- 予想:0.25%据え置き
- 緩和縮小について時期尚早だと否定
- 声明文は「コロナにより経済活動と雇用の回復ペースが緩やかになっている」点が記載
- 目新しい内容はなく、相場の反応は限定的
- 大きな値動きなし