こんにちはハルです。
先週は米雇用統計を控えて様子見ムードでしたが、豪ドル米ドルはきれいな上昇トレンドを描いて上昇していきましたね。
メインイベントの雇用統計はネガティブサプライズと言えるほど悪い数字で、さらに上昇する流れとなりました。
しばらくは上昇の流れが続きそうな雰囲気ですので、短期的にはどこでエントリーしていくか環境認識とエントリーポイントの整理をしていきましょう。
月足
まずは月足です。
最新のローソク足はまだ未確定ですが、先週の上昇でまずは陽線になっています。
また、8月のローソク足が確定し、長い下ヒゲをつけた陰線で確定しました。
形としてはトンボに近い形となり、ともに下落から上昇への転換を示すローソク足でここから反転しそうな雰囲気を強く出しています。
FXをする上で、ローソク足から読み取ることができる情報は非常に多いです。 ローソク足は価格の動きを視覚的に表したもので、対象期間の値動きを視覚的に捉えることができ、非常にわかりやすいです。 多くの人が注目しているからか、定説通り[…]
全体のトレンドを見ると・・
- SMA(移動平均線)は短期から上向きつつある
- 価格はSMA50のすぐ上
- 薄い上昇雲
SMAは短期から上向きつつあり、価格はSMA20(赤ライン)・SMA50(青ライン)の上にあり、一目均衡表の雲は上昇雲が出始めています。
形としては下落トレンドで、現在はSMA100起点の下落が止まるかどうかという局面。
8月のローソク足で反転を示しているので、下落は一旦止まったように見えます。
下落が止まると安値が切り上げが続くことになり、ダウ理論的な下落トレンドは崩壊することになり、長期の下落トレンド終了も見えてきます。
とはいえ、すぐ上にSMA100もありしばらくは長期的には上も下もない形になりそうですが、SMA100をブレイクしてくれると立ち回りやすくなるかなというところですね。
週足
続いて週足です。
先週は一貫して上昇の流れだったので、週足のローソク足は長めの陽線となりました。
ほぼ高値引けで終わったため、形としては大陽線に近い形。教科書的には来週も上昇の流れが続きそうです。
豪ドル米ドルは週が明けるとガラッと流れが変わることも多いですが、弱い米雇用統計もありまずは上目線かなというところ。
全体のトレンドを見ると・・
SMAは短期から下向きつつあり、価格はSMA50の少し下にあり、下落雲が出始めています。
形としては上昇トレンドで、SMA100で反応してギリギリで上昇トレンド継続を維持したという感じ。
上にブレイクしたSMA200に戻す動きをしてくれるようなら流れに乗りたいところです。
月足は下落トレンド、週足は上昇トレンドとちぐはぐなので、どちらかに方向が揃うまでは月足の節目に注意しつつ、週足の方向感に従って短期で勝負という感じですね。
日足
続いて日足です。
先週は一貫して上昇の流れにあり、ADP雇用統計、米雇用統計があった日にさらに上昇が強くなった感じでした。
特に米雇用統計のあった金曜は上昇が強く、入りどころがないなという感じでしたね。
なので、ローソク足は週明けを除き全て陽線となっています。
トレンドとしては下落トレンドですが、下落チャネルを上にブレイクしているので下目線はリセット。
0.755付近にあるSMA100をブレイクするようなら、日足レベルでの下落トレンドは正式に終了します。
ちぐはぐで仕掛けづらいですが、SMA100では一度反応するでしょうからそこでショートを狙うか、ブレイクするようならワンタッチでの戻りで逆にロングを仕掛ける感じでしょうか。
- SMA100が重なる0.755水準(ショート)
- SMA100ブレイク後のブレイクワンタッチ(ロング)
日足レベルでは無理にしかける場面ではなさそうで、短期でトレンド形成しているチャートを見つけて流れに乗りたいですね。
4時間足
最後に4時間足です。
4時間足レベルでは上昇に合わせて並行線を引いていましたが、上昇チャネル(グリーン平行線)の上限を上に抜けるほど強い上昇となりました。
SMAは上向き、価格はSMAより上にあり、もくもくと上昇雲が出るきれいな上昇トレンドです。
チャネル下限まで押すのを待っていましたが、上昇の勢いが強くノーチャンスでした。
現状、1時間足のSMA20で反応して何度か上昇の起点になっているので、週明けはそこを手がかりにトレードしていきたいですね。
ただ、9/7にはRBAがあり、そこでテーパリングが本当に実施できるかどうかで動きそうな雰囲気もあります。
週明けのトレードはあまり引っ張らずに早めの決済をしたいですね。
モーサテ為替
▼豪ドル
→豪では9月からテーパリングを発表しているが、感染拡大により実施ができるか不透明9/7のに理事会でテーパリング見送り決定なら豪ドルに下押し圧力がかかりそう
さらに中国は環境問題による規制強化で鉄鉱の生産が縮小
鉄鉱石価格の下振れも豪ドルの下押し圧力となる pic.twitter.com/cxsC7bzJQR
— ハル@FXブログ (@haru_kaigaiFX) September 2, 2021
イベント通過後は、上昇トレンドが継続するようなら押し目を待って、しかけどころを探っていきたいと思います。