先週はアメリカの雇用統計があり、強めの結果に終わりつつも株や為替は下がり、いよいよ本格的な夏枯れ相場となりそうです。
夏枯れ相場では予期しない動きをしそうなので、ロットは抑えめにいきたいところですが、トレンドと逆行する動きになったらチャンスなのでしっかりと仕込みもしておきたいですね。
いずれにせよ、環境認識は重要ですので、今週の豪ドル米ドルの環境認識とエントリーポイントを見ていきたいと思います。
月足
まずは月足です。
月足は最新の足は確定していませんが、現時点では、本体が短く上ヒゲと下ヒゲをともなったコマのようなローソク足となっています。
FXをする上で、ローソク足から読み取ることができる情報は非常に多いです。 ローソク足は価格の動きを視覚的に表したもので、対象期間の値動きを視覚的に捉えることができ、非常にわかりやすいです。 多くの人が注目しているからか、定説通り[…]
コマは相場が迷っている状態を表すと言われていて、今後上にいくか下にいくか注目です。
このような状況なので、今月はまだどのようなローソク足がつきそうかイメージできませんね。
全体のトレンドを見ると・・・
- SMA(移動平均線)は下向きから横向き
- 価格はSMA20と50の間
- 薄い下降雲
SMAが下向きから横向きになっていて、価格はSMA20(画像赤線)とSMA50(画像青線)の間にあり、下降トレンドから上昇に転じようとしているのがわかります。
SMA100はまだ上にあり、薄い下降雲も出ているのでまだ下降トレンドと言えますが、上昇トレンド転換にも注意が必要な形になっています。
現状さしかかっているSMA50は、大きな下落の起点となったポイントでもあり、ここで下落する可能性も十分に考えられます。
上昇転換するにしても、コロナショックからずっと上昇を続けているので、ここで一度下落する可能性が高そうなポイントに来ていると考えています。
週足
続いて週足です。
週足は下降トレンドからSMA100を抜けて、SMA200にタッチする勢いで上昇をしています。
先週は一度下落した後に大きく上昇し、週末にかけてまた下落をするといういつもの流れでした。
ローソク足としては本体が短く、上ヒゲと下ヒゲが同じくらいの長さであるコマのような形になっています。
全体のトレンドとしてはSMAは20と50が上向いてきており、価格はSMA100を上抜けてSMA200近辺まで来ています。
上昇雲ももくもくと出てきていて、SMA200で一度反発はありそうですが、ここを抜ければチャート的にもどんどん強い形に変わっていきそうです。
日足
続いて日足です。
日足はSMAはすべて上向き、価格はSMAより上にあり、上昇雲も大きく出ているので強い上昇トレンドになっています。
上述した通り、先週は一度下落した後に大きく上昇し、週末にかけて下落する流れとなったので、直近5本のローソク足もそのような形になっています。
金曜日のローソク足は大陰線となりましたので、この下落の勢いが週明けどこまでいくのか注目です。
コロナ後から続く上昇の高値・安値をつないだ平行チャネルを見ると、現状の価格はチャネルの下限にあり、ロングで今すぐ入りたいくらいの位置にいます。
ただ週明けでもあるので、流れを見つつ低めのロットで入るか、下窓を開けたら損切り覚悟で週明けすぐにエントリーしても良さそうですね。
4時間足
最後に4時間足です。
4時間足は日足と同じような傾向になっていますが、より細かく見るとすでにチャネル加減を割っているようにも見えます。
ただ先週はそのまま上昇してチャネル内に戻ってきたので、今回も同じように戻ってくる可能性も高いと思います。
まだ下落のチャネルも見えないので、まだ上目線を崩さ0.715,0.712,0.71くらいまで指値網を敷いて、それ以上下落するようであれば損切りして、一旦上目線を解除したいところです。
豪ドル米ドルは先週末の下落でなかなか良いところまで下げましたのでロングは積極的に狙いたい局面ではありますが、夏枯れ相場でそろそろ平行チャネルの賞味期限も切れそうなので、大きな下落には注意が必要です。
とはいえ、全体的なドル安相場はしばらく続きそうなので、大きく下げてもロングで入る良い局面と言えますので、来週以降も上目線で勝負していきたいと思います。
アノマリー的には豪ドルは8月中旬くらいまで下げて、そこから上げていくことが多いようなので、今年も同じようなイメージになりそうですよね。
トレードする際のイメージに持っておきたいところです。
ではでは