こんにちはハルです。
先週の豪ドル米ドルは、相場全体のリスクオフの流れを受けて大きく下げる展開となりました。
ただ、週末にはリスクオンの流れになり上昇し、年度末のリバランスの流れは一旦終了したのかなというところ。
引き続きなんとも言えない展開で、あまりトレードはしていませんが、乗り遅れないようしっかりと環境認識だけはやっていきましょう。
月足
まずは月足です。
▼豪ドル米ドル月足
最新の月足は未確定ですが、来週半ばには3月が終わり確定します。
月末、決算末なので動きそうではありますが、このまま確定すると実体が短く、長めの上ヒゲと短めの下ヒゲをつけたローソク足になります。
形としてはコマに近いものになりそうで、相場が迷っている状況と言えます。
長めの上ヒゲは売り圧力を表してもいるので、もみ合いこれから下落転換していきそうな形にも見えます。
全体のトレンドを見ると・・
- SMA（移動平均線）は短期から上向きつつある
- 価格はSMA100のすぐ下
- 薄い上昇雲
SMAは短期が横向きから上向きになり、価格はSMA100のすぐ下にあり、薄い下降雲が出ていて下降トレンドの終わりかけという感じです。
ただ、直近はSMA100に差し掛かって反落しそうな形となっていて、長期トレンドが正式に変わるか重要な局面かなと。
長期足をもとにエントリーすることはしていませんが、月足を見ると上にも下にも行きそうな局面で、どちらかというと一時的には下にいく公算が高そうな形と言えそうです。
週足
続いて週足です。
▼豪ドル米ドル週足
先週は大きく下落した後に週末に戻しの上げが入ってきたので、先週のローソク足は下ヒゲを伴った長めの陰線となりました。
長めの下ヒゲがついたので、買い圧力があることを示していてもみ合っている局面なのかなと。
全体のトレンドを見ると、SMAは上向きで価格はSMAの上にあり上昇雲が出ているので上昇トレンドです。
価格は落ちてきて前回の大きな上昇の起点となった週足のSMA20（赤ライン）まで達し、ここから一定の反発はありそうですが、ここを割ると週足レベルの三尊が完成します。
三尊は教科書通りならトップからネックラインの高さと同じくらい下落すると言われているので、ネックライン（0.763）から約150pipsは落ちる可能性があります。
上昇の勢いがかなり失われているので、ロングで入りづらいですが、損切りはしやすそうなので近い位置に損切りを置いてロングで入るのはありなのかなと。
当面は三尊の完成で下方向か、SMA20で反発するかが注目点です。
日足
続いて日足です。
▼豪ドル米ドル日足
日足は先週の火曜日に大きく下げ、その後も下落が続きましたが金曜に少し戻して引けた動きのローソク足がついています。
全体のトレンドとしては、SMAは上向きから横ばいや下向きに変わってきて、価格はSMA100近辺にあり、下降雲も出始めているので上昇トレンドの終わりかけという感じです。
SMA100は終値ベースではすでに割れているので、ブレイク後のワンタッチ的な戻しの可能性もあり、ロングでは入りづらい雰囲気です。
4時間足
最後に4時間足です。
▼豪ドル米ドル4時間足
4時間足も日足と同じような状況ですが、直近の下落の高値を結んだ角度の下落平行ラインで見ています。
センターラインを抜けたくらいなので、まだ上昇余地もありそうですが、基本的には下目線なのでこのまま上昇を続けたら、SMA50（青ライン）や節目とぶつかったあたりで売りを仕掛けていきたいところです。
また、先週の安値は前回の上昇の起点となったポイントでもあり、今回もレジサポとして機能しそうな雰囲気があり水平線（ブルー水平線）を引いています。
前回はダブルボトムをつけて大きく上昇しており、今回も同じようになる可能性があり、下落してきても前回安値付近で決済しておきたいところです。
年度が変わって4月になるとがらりと雰囲気が変わる可能性もあるので、無理にしかける必要もないかなという感じですが、仕掛けるなら上述した4時間足のSMA50あたりでショートを仕込むのがよいかなと考えています。
SMA50は現時点の価格で0.769水準なので、じわじわ上がって落ちてきたSMA50とぶつかるような感じならショートを仕込もうと思っています。
年度末なので、ドル円の仲値トレードやユーロドルのロンフィクトレードの方が期待値が高く、豪ドル米ドルは無理にトレードする必要はなく、チャンスがあればと考えています。
年度があけて方向性に変化があるのかもしっかり見たいですね。
ではでは
