私の基本的なトレードスタイルは移動平均線を使ったトレンドフォローなのですが、トレンドの分析にはダウ理論を使っていて、4本値を見てトレンド判断をするため、4本値の取得と分析が必須になっています。
4本値はMT4・MT5から簡単に取得することができるので、MT4・MT5から4本値をダウンロードする方法をまとめておきたいと思います。
MT4・MT5から4本値をダウンロードする方法
4本値をダウンロードするには、4本値を取得したいチャートを表示させてから、メニューから「ツール」>「ヒストリーセンター」を選択します。
するとヒストリーセンターの画面が開くので、対象の通貨ペア、時間軸を選択してダブルクリックします。
4本値が表示されますので、問題なければエクスポートを押すと、ファイルの保存画面が開きますので任意の場所にファイルを保存します。
(ダウンロードを押すと、なにやら細かい確認画面が表示されるので、私は使用したことはありません。)
保存されたファイルはエクセル形式になっているので、普通に開くと4本値をエクセルで確認することができます。
データラベルは表示されませんが、エクセルで開くと以下の順に左から項目が表示されますので、私はラベルをつけています。
- 月日
- 時間
- 始値
- 高値
- 安値
- 終値
- 出来高
エクセルのデータになっているので、そのまま加工しても良いですし、Googleスプレッドシートなどに貼り付けて加工しても良いと思います。
サーバー時間やFX会社による細かな価格の違いはありますが、MT4から簡単に4本値が取得できるので私の場合はこのような方法で4本値を取得しています。
4本値を活用したダウ理論のトレンド判断
私の場合、ダウ理論のトレンド判断に4本値を活用しているわけですが、具体的に4本値を使って以下のようにトレンド判断をしています。
- 高値の更新が続いていて、高値、安値ともに切り上げている場合は上昇トレンド
- 安値の更新が続いていて、高値、安値ともに切り下げている場合は上昇トレンド
- 高値か安値の更新があるまでの価格帯を1つのレンジとして見る
- 高値・安値の更新ができなくなってきたらトレンド転換
- 各レンジの高値・安値の関係でトレンドの傾向を図る
ダウ理論の詳細な説明は他の書籍や記事を見てもらえばと思いますが、ダウ理論では高値、安値がともに切り上がっている状況を上昇トレンド、ともに切り下がっている状況を下落トレンドと定義していますので、これを4本値で確認しています。
一度高値がついて次の高値がつくまでの期間を一つのレンジとしてとらえて、レンジ内の高値と安値を見ていきます。
1つ前のレンジの高値を更新した時に安値も切り上げていれば上昇トレンド、1つ前のレンジの安値を更新して高値も切り下げていれば下落トレンドと考えます。
1つ前のレンジの高値を更新する前に安値を更新した場合はトレンド転換やレンジへの推移と考えていきます。
このように一つ一つのレンジの移り変わりを見ていき、レンジが上に上に移っていくのが上昇トレンドということになるのですね。
実際の相場では、上昇トレンドの時にダウ理論における安値の切り上げができていないケースなどもあります。
このあたりは相場転換の予兆として注意したりする感じに見て、最終的なトレンド判断は移動平均線や価格、一目均衡表を見て判断しています。