トレードする上で、水平線のレジサポを意識して節目の価格でエントリーしたり、利確や損切りの目安にすることは欠かせません。
節目となるのは斜めラインのチャネルであることも多いですが、水平線、特に多くの投資家に意識されている「重要水平線」がわかっていると投資戦略に活かすことができ、トレードの勝率がぐっと高まります。
本記事では、重要水平線を見つける方法とトレードへの活かし方についてメモしていきたいと思います。
重要水平線とは?
- 一定の価格で何度も抵抗や支持線として機能しているライン
- 多くの投資家に意識されているライン
重要水平線はある一定の価格で何度も反発しているラインや、節目となっている価格のことです。
多くの投資家に意識されている価格帯と言っても良いでしょう。
重要水平線の見つけ方
- 過去のチャートで何度も反発している価格帯をチェック
- オプションをチェック
- キリ番をチェック
見つけ方はとても簡単で、まずは過去のチャートから反発しているポイントをチェックします。
抵抗線だったものが、ブレイク後にサポートラインとして機能していると、より意識されているラインと言えます。
また、オプションやキリ番などの価格上における節目をチェックします。
するといくつかの水平線が見つかりますので、その中でより大きく投資家に意識されているラインを見つけます。
水平線が重要かどうかを評価するポイントとしては、過去のチャートでの実績やオプション、キリ番などがありますが、大きいのはやはり過去のチャートでの実績です。
その価格で反発するレジスタンスラインとなっているか、またブレイクされた後にサポートとして機能しているかなど、何度も意識されているラインは重要な水平線と考えられます。
また、オプションがセットされていたり、「110円」など節目の価格、いわゆるキリ番となっている価格の場合には、さらに多くの投資家に意識されて重要な水平線となります。
これらを見つけるのは結構簡単なので、何本か意識されているラインを引いてみてオプションやキリ番などと照らし合わせます。
その上で、最も重要というか多くの投資家に意識されているラインを2,3見つけておくとエントリーポイント選定や利確・損切りポイント選定の助けとなります。
重要水平線をトレードに活かす方法
- 水平線を背に逆張り
- ラインブレイクで順張りする
重要水平線をトレードに活かす方法として、抵抗として使うかブレイクした後についていく指標とするかの二種類があります。
水平線を背に逆張り
抵抗として使う場合には、逆張りの壁としてその重要水平線を背にエントリーをして利益を取っていく方法です。
重要水平線が抵抗線として機能していれば、その価格以上に逆行して損失が出る可能性は低くなり、勝てる可能性が高まります。
ラインブレイクで順張りする
また、ラインブレイクを利用する場合、順張りとなり、重要な水平線をブレイクした際にはそこからは価格がブレイクした方向に進むと考えてエントリーします。
具体的にはブレイクと同時にエントリーしたり、ブレイク後にブレイクしたラインに戻ってくる「ブレイクワンタッチ」のタイミングでエントリーをします。
重要水平線ほど、ブレイク後はサポートとして機能することになるので、サポートされたことを確認してからエントリーするのもありでしょう。
重要水平線を使ったトレードで勝率を高める方法
なお、重要な水平線は抵抗としてもブレイクした後のラインとしても機能しますが、一工夫することで勝率をさらに高めることができます。
長期の方向性が一致していることでさらに勝率アップ
まずは長期の方向性とあった方向にエントリーすることです。
重要な水平線であっても、方向性がズレているとダマしで戻ってきたり、色々とリスクが出ます。
なので、基本的にはトレードしようとしているチャートの時間軸よりも、長期の方向性と同じ方向にトレードすることで勝率や利幅を高めていくことができます。
1時間足を見てトレードしようとしているなら、4時間足や日足を見て移動平均線や一目均衡表の雲からおおまかな方向感を確認して、エントリーしたい方向性とあっているかを見るといった具合ですね。
他の節目と組み合わせる
また他の節目と組み合わせて利用することで、さらに勝率を高めることができます。
SMAでサポートされそうなポイントが重要水平線と一致する場合にはエントリーするなど、複数の指標を使用することでトレードの精度を高めることができます。
エントリーしたい重要水平線が決まったら、移動平均線(SMA)やMACDなど他のテクニカル分析を駆使して、エントリー根拠が重なるタイミングでエントリーすることで、優位なポイントで戦うことができます。
重要水平線はシンプルではありますが、多くの投資家が意識しているところですので、エントリー前にしっかり確認してトレードに活かしていきたいですね。