昨日で7月が終わり、来週からは8月相場となります。
豪ドル米ドル(AUDUSD)はドル安相場の流れが続き、引き続き上昇しています。
週の流れとしては月曜に大きく上昇しましたが、週末にかけて月末と重なったこともあり、リバランスや調整売りが入って下落して引けているという感じです。
8月は夏枯れ相場で商いが薄くなることもあり、大きく動く局面もありそうですが、基本の流れをきちんと把握すべくしっかりと環境認識はしていきたいですね。
ということで、8/3週のAUDUSD環境認識とエントリーポイントを見ていきましょう。
月足
まずは月足です。
月足は昨日で7月分(画像一番右のローソク足)が確定しました。
7月のローソク足は長めの陽線で短めの上ヒゲを伴っての確定です。
これで陽線が4ヶ月連続で続き、6月の高値も更新しているのでまだまだ上昇が強いですね。
全体のトレンドを見ると・・
- 短期SMAほど低い位置にある
- 薄い下降雲
- SMA(移動平均線)は横向き
- 価格はSMA20とSMA50の間
SMA(移動平均線)は短期SMAほど低い位置にあり薄い下降雲も出ているのでまだまだ下落トレンドのような形ですが、SMAは横向きで価格はSMA50(画像青線)の手前くらいまで上昇してきています。
直近の大きな下落の起点となっているのがSMA50からの下落だったので、SMA50で一定の反発はあると思いますが、直近の上昇の勢いやファンダからこのまま上昇トレンド入りも考えられ悩ましい形ですね。
週足
続いて週足です。
先週の週足は長い上ヒゲを伴った短い陽線となりました。
値動きとしては大きく上昇した後に下落して引けた時にできるローソク足で、先週の値動きはまさにそんな感じでしたね。
長い上ヒゲの陽線はトンカチといい、上昇から下落へ転換のサインとも言われていますので、今後下落に転じる可能性があります。
FXをする上で、ローソク足から読み取ることができる情報は非常に多いです。 ローソク足は価格の動きを視覚的に表したもので、対象期間の値動きを視覚的に捉えることができ、非常にわかりやすいです。 多くの人が注目しているからか、定説通り[…]
全体のトレンドとしては、SMAが上向き、価格はSMA100を抜けて上昇雲が出ているので、下落トレンドは終了と考えて良さそうです。
今後、レンジに移行するのかこのまま上昇トレンドに移っていくのか見ていく必要がありますが、直近はSMA200付近で反発しているのでいったんは下落になるかなという状況でしょうか。
日足
続いて日足です。
先週5日間の日足は、陽線が4本続いた後に金曜に大きく下落し長めの陰線となりました。
並行チャネルを見るとチャネル下限に近づいてきているので、チャネル下限となりそうな0.71水準くらいはSMA20にも重なりそうで良いエントリーポイントになりそうです。
下抜けした場合もすぐ下にキリ番の0.7があり、ブレイクワンタッチ的な戻りがありそうなので、ナンピンしても良さそうかなと。
トレンド的にはSMAはすべて上向き、価格はSMAの上、上昇雲ももくもくと出ているので強い上昇トレンドです。
SMAよりかなり高い位置に価格があるので、グランビルの法則的には売りシグナルとなりますが、戻りを待って押し目買いが良さそうかなと考えています。
移動平均線を活かした手法のもとになる考え方の一つに「グランビルの法則」があります。 グランビルの法則は移動平均線の向きや現在値との関係性から、買いか売りのシグナルを出してくれ、使いやすい考え方です。 グランビルの法則には明確に買[…]
日足的には強い上昇トレンドとなっていますので、SMA20やチャネル下限を狙ったロングを積極的に回していきたい局面です。
4時間足
最後に4時間足です。
4時間足も日足と同じような強い上昇トレンドが続いていますが、週末に大きめの下落があったので、現状はSMA50付近まで下げてきています。
上述した通り、チャネル下限が近づいてきていますのでロングで入る分には良いポイントなのかなと。
4時間足のSMA50は3,4回反発している良いポイントなので、すぐにエントリーでも良いかなと思いますが、すぐ下にチャネル下限や0.71、0.7のキリ番もありそこまで引きつけるのもありかなと思っています。
すでにロングは仕込んでいるので、0.71まで落ちたらナンピンしていければと考えています。
まだまだ上昇トレンドは継続中で、ドル安トレンドも収まる気配がないので、豪ドル米ドルはロングで積極的に回していきたいところですね。
ここ数週間は週明けに上昇して週末にかけて下落していく流れにもなりやすいので、そのあたりのアノマリー的な傾向も捉えてうまく流れに乗っていきたいと思います。
ではでは。