先週は週中に大きめの調整が入りましたが、株式市場の再度のリスクオンにあわせるように最後上昇を見せ、月曜からの相場はどうなるか注意が必要な感じですね。
上にも下にもいきそうな相場で、方向性を見てエントリーが正解な流れですが、基本的な環境認識をしっかりしておきたいということで、豪ドル米ドルの環境認識をしていきたいと思います。
月足
まずは月足です。
最新の月足はまだ確定していませんが、陽線が続けて出ているところで月足のSMA20(画像赤線)で反発した局面です。
全体的なトレンドを見ると・・
- SMA(移動平均線)はすべて下向き
- 価格がSMAより下
- 薄い下降雲
SMAはすべて下向き、価格はSMAより下、薄い下降雲が出ている状況で下降トレンドは継続していると考えられます。
上述したとおり、月足のSMA20に差し掛かって反発を見せているので、この反発が下落局面のきっかけになるか、それとも押し目になるか見極める必要があります。
個人的に月足レベルのトレンドはSMA100をブレイクしないと変わらないと思っているので、トレンド転換を判断するには現在の価格水準でいうと0.812水準ほどでかなり距離があります。
その間はもう少し下位の足を見て売買に結びつけていかないとですね。
週足
続いて週足です。
週足はSMAはほぼ水平、価格はSMA100水準にあり、一目均衡表の上昇雲が薄く出始めていて、トレンド転換の兆しが出ています。
先週の値動きとしては、SMA100を超えて0.7水準で反発の動きを見せており、このまま下落に転じる可能性もあり難しい局面です。
戻り売りをするには良いポイントですので、来週が下落で始まる流れになるようなら、ショートで乗っていきたいです。
日足
続いて日足です。
日足は上昇トレンド真っ只中ではありますが、0.7を少し超えたところで下落に転じていて、SMA20まで押すようであればロングで入りたい場面に思えます。
下落を続けるようであればSMA20の下は0.67少し下にあるSMA200水準が割と硬いレジサポになりそうです。
日足レベルで下目線になれるのはSMA200を割ってからかなという感じがしますので、ここまでは買い目線でよいのではと。
4時間足
最後に4時間足です。
上昇中の安値を結んで上昇チャネルを引いていましたが、一時チャネル上限も超える強い上昇となっていました。
さすがに下落に転じましたが、チャネルのセンターラインで反応して再び上昇に転じそうな局面です。
センターラインは結構効いている印象なので、買いのエントリーポイントに使えそうです。
まだまだ上昇チャネル継続中ですので、売りで入るのは危険な感じですので、売り目線になるにはまだまだ時間がかかりそうですね。
全体としてみると、週足まで上昇転換の兆しが見えていて、かなり上昇が強く出ています。
ただ、月足レベルではまだまだ下落トレンド継続中という感じで、下目線で見ると絶好の戻り売りの場面のようにも見えます。
売りで入るなら、週足レベルでの上昇転換が不発になったのを確認するか、週の流れが下であることを確認してから短期で入るなど、とにかく買いの流れが強いので慎重に立ち回っていく必要があります。
買いで入るなら、日足レベルでSMA20に差し掛かったところで入るなどすると、結構良いのではないかと思っています。
ただ、下落になった時には勢いが強いので、逃げるのは早めにしたいところです。
いずれにせよ、月曜以降の流れと0.7・0.69・0.68の節目を気にしつつ、その日その日の流れに沿った売買をしていきたいと思います。