先週はリスクオンからのドル売りで豪ドルドル(AUDUSD)も上昇が続いた週となりました。
週後半は若干ドル売りが解消して下落という感じで、なかなか読みづらい週だった印象です。
5月最終週はどうなるのか、豪ドルドル(AUDUSD)の環境認識をしていきたいと思います。
月足
まずは月足です。
月足は最新の足は確定していませんが、今週が終わると確定することになります。
現時点では実体が短く、上ヒゲ下ヒゲも短くなっているのでこのまま確定すると、方向感がなく値動きの小さい月だったということになります。
全体としては・・・
- SMA(移動平均線)はすべて下向き
- 価格がSMAより下
- 薄い下降雲
SMAは下向き、価格がSMAより下にあって薄い下降雲も出ている下落トレンドです。
大きく下げた後の戻しが終わるかどうかという局面と見ています。
SMA20(画像赤線)まで戻してくれると自信を持ってショートで入れそうですね。
週足
続いて週足です。
先週は上昇が続いたため長い陽線ができ、週後半の下落から長めの上ヒゲができて終わりました。
トンカチまではいきませんが、下落転換を示唆しているかもしれません。
FXをする上で、ローソク足から読み取ることができる情報は非常に多いです。 ローソク足は価格の動きを視覚的に表したもので、対象期間の値動きを視覚的に捉えることができ、非常にわかりやすいです。 多くの人が注目しているからか、定説通り[…]
全体としては移動平均線は下向き、価格も移動平均線の下にあり下降雲も出ている状況で、下降トレンドです。
現時点でSMA20(画像赤線)上にあり、戻り売りを狙いたい場面ですが、SMA20からは先々週に下落後、また急上昇していて、上にはSMA50もありそこまで戻す可能性もあるかなと見ています。
日足
続いて日足です。
日足は直近5本が先週のもので、週前半に大きく上昇した後、SMA200の少し手前で下落をしています。
SMA100は超えているので、上昇トレンド入りしそうな勢いではあるものの、SMA200が抵抗となる可能性は高そうです。
SMA20がSMA100をゴールデンクロスしそうになっているので、SMA200を抜けて今後さらに上昇が続けばきれいな上昇トレンドが形成されていくでしょう。
コロナショックの大きな下落の起点となった高値からコロナショックの安値をもとにフィボナッチを引くと、100%戻しの手前まで戻してきています。
フィボの100%戻しはSMA200水準とも重なり強い抵抗となりそうで、0.666水準が上昇トレンドが続くかどうかの争いとなりそうです。
上昇の押し目としてはSMA20が意識されているように見えるので、買いであればSMA20まで落ちたところを、売りであれば0.666水準を目安にエントリーしたいですね。
4時間足
最後に4時間足です。
4時間足では効いていた下落トレンドのセンターラインを上抜け、上昇チャネルを形成しています。
上昇チャネルのセンターラインで一度反落して今の水準にあるような状況で、今後さらにセンターラインを目指して上昇を続けるのか、このままチャネル下限を目指して下落していくか見ていく必要があります。
中長期では下目線なのでロングは入りづらいですが、チャネル下限は日足のSMA20とも重なりそうなので、短期ならロングで入りたいポイントですね。
ショート目線では上昇チャネルが崩れるのを待って、ブレイクワンタッチでショートエントリーしたいところですが、まだ上昇チャネルが崩れる兆しはなく待ちの状況といえます。
重要な節目まで待ちの展開
以上が週末時点の環境認識です。
中期的には上昇トレンドが継続していますが、日足のSMA200やフィボナッチの100%水準など大きめの節目も近いため、基本的には中期の上昇が崩れたタイミングでショートで入りたいところです。
SMA200水準である0.666水準は一度は反発するでしょうから、その水準まで上がったらショートを狙っても良いかもしれません。
今の価格からは130pipsくらい上になるので、すぐにはこないでしょうし、週明けすぐに下落の流れとなる可能性も否定できません。
すぐ下落するなら中期上昇チャネルの崩れ後のサポレジ転換、上昇が続くようならSMA200を狙いたいというのが現段階の狙い所という感じでしょうか。
ただ、月末のフローは豪ドル絡みで初体験となるため、あまり積極的にはいかずにちょろちょろとトレードしていこうかと。
週明け5/25はアメリカ、イギリスが休場なので、勝負は火曜日から。
週明けで流れの変化もあるだろうし、月曜は見るだけにした方が良さそうですね。
ではでは