今週は豪ドル買いの流れが一服して、豪ドル米ドル(AUDUSD)は下落に転じました。
ドル買いの流れになるかあやふやな状況でしたが、水曜にパウエルFRB議長がマイナス金利を否定したことでドル買いの流れに決まったような感じでしたね。
明日以降もドル買いの流れが続くかどうかが注目ではありますが、チャート的にはどうなっているかAUDUSDの環境認識をしていきたいと思います。
月足
まずは月足です。
- SMA(移動平均線)はすべて下向き
- 価格がSMAより下
- 薄い下降雲
月足は最新のローソク足が確定していませんが、実体の短い陰線となっています。
今月どんな足で確定しそうかはまだわからないですね。
現在値はリーマンショック時の安値と同水準にあります。
強いレジサポ上にいて反発しそうとも、ブレイク後のワンタッチとも見える状況です。
全体の状況としては移動平均線の向きは下向き、価格は移動平均線の下にあり、下降雲も出ているのでわりとはっきりした下落トレンドです。
週足
続いて週足です。
週足も月足と同じく移動平均線は下向き、価格が移動平均線の下にあり、下降雲も出ているので下落トレンドです。
先週末にはSMA20(画像赤線)上にありましたが、そこで反発をして下落したような形になっています。
週足を見ると下落後の戻りが終わり、再下落に転じている状況に見えるので、この下落の流れが続くのか注目と言えそうです。
日足
続いて日足です。
日足はSMA20(画像赤線)以外は下向きで、価格はSMA100の下にあるのでギリギリ下落トレンド継続中といった感じです。
SMA100で二度反発をしていて、高値更新も終わっているので、大きな下落の後の上昇局面が終わったように見えます。
結果的に右肩下がりのダブルトップを形成していて、ネックライン割れをしてダブルトップが完成すると本格的に下落トレンドが始まりそうです。
ファンダメンタルズ的にも中国がオーストラリアの牛肉輸入を制限したりと悪材料が出てきているので、中国との関係悪化が豪ドル売りを加速させていきそうでちょうどよいですね。
現状、ダブルトップのネックライン上でかつ0.64のキリ番近辺という重要な水平線上にいるので、ここをブレイクするかどうかがまず注目です。
ここを割れれば0.625、0.62の節目が見えてきて、更に下落するとコロナショック時の最安値である0.558水準も見えてきます。
4時間足
最後に4時間足です。
4時間足レベルではチャネルラインを引いていて上昇チャネルから下落チャネルへ移行しているように見えます。
日足のダブルトップのネックラインはこのままいくと4時間足レベルのチャネルセンターライン近辺となり、一定の反発がありそうです。
反発の可能性があるため、プライスアクションを見て流れに乗って売りエントリーしていきたいところです。
エントリーポイントとしては、
そのままネックラインをブレイクするようであれば、ブレイクワンタッチで0.64近辺やSMA、あるいは反発上昇していくようであればチャネル上限ラインの0.645-0.646近辺を狙っていきたいと思います。
週明けは週の流れを確認しつつ、上記エントリーポイントのチャンスが来るのを待ちたいと思います。
一応、今月の目標はすでに達成している状況なので、無理せず優位性の高そうなポイントが来るのを待ちます。
ではでは。