こんにちはハルです。
先週はCPIが予想以上の結果となり、一気にリスクオフの動きになりましたね。
先々週は雇用統計のネガティブサプライズでリスクオンになりましたし、雇用統計に一喜一憂する忙しい相場です。
個人的には指標前にノーポジにしていたので、指標後の動きに乗ったり戻りを狙ったりと地味なトレードを繰り返していました。
なかなか立ち回りが難しい相場ですが、来週以降はどうなるのか、豪ドル米ドルの環境認識とエントリーポイントを見ていきましょう。
月足
まずは月足です。
最新の月足は未確定ですが、現時点では長めの上ヒゲがついた陽線となっています。
やはりSMA100の売り圧は今月も強いのかなという感じですね。
今月の終値ベースでSMA100(グレーライン)を上回ることができるのか、注目です。
全体のトレンドを見ると・・
- SMA(移動平均線)は短期から上向きつつある
- 価格はSMA100のすぐ下
- 薄い上昇雲
SMAは短期から上向きつつあり、価格はSMA100上にあり、一目均衡表の雲は薄い上昇雲が出ています。
形的には短期のSMAほど下にある下落トレンドの形ですが、下落トレンドの終わりかけという感じです。
私のルールではSMA100をブレイクしたらトレンド終了としていますので、今月の終値がSMA100をブレイクするのか注目しています。
とはいえ、SMA100の売り圧もあり、一旦調整する可能性もかなりありそうなので、引き続き下落にも注意です。
週足
続いて週足です。
先週は週中の指標発表後に大きな下落をした後に、少し持ち直した値動きだったので、ローソク足は長めの下ヒゲをつけた陰線となりました。
週足のSMA20(赤ライン)上で反応したようにも見え、週足のSMA20はやはり信頼できますね。
全体のトレンドは、SMAはすべて上向き、価格はSMAより上にあり、雲も上昇雲がもくもくと出ているので上昇トレンドです。
ただ、直近は戻り安値の切り上げができず、ダウ理論上の上昇トレンドは崩壊しており、完全無欠の上昇トレンドという感じではありません。
下落にも注意が必要ですね。
とはいえ、売りの形ではないので、大きなキリ番や売り圧がかかる場面以外では基本上昇していくものと考えて、日々のデイトレはロングで勝負したいところです。
少し上に0.8のキリ番があり前回高値とも重なるので、ここには注意が必要です。
日足
続いて日足です。
先週は水曜に発表されたCPIをきっかけに一気に下落しましたが、週末にはかなり戻してきました。
ローソク足的には水曜に大きな陰線をつけて、金曜に戻しの上昇で長めの陽線をつけていて、その他は実体もヒゲも短いローソク足となっています。
日足にはコロナ後の上昇の高値を結んだ平行線(グリーン平行線)を引いており、先週のCPIショックの下落で一時チャネル下限まで落ちましたが結局戻しています。
チャネル下限の少し上にあるSMA100とあわせてある程度効いているように見えます。
上昇の勢いが弱まったとはいえ、短期的には上昇トレンドの形に見えるので、前回高値の0.785を試しにいく展開になると考えています。
そのため、短期で今の価格水準から下げるようなら入りたいところで、あとは前回高値の0.785をブレイクした後のブレイクワンタッチ的なタイミングで入る感じでしょうか。
ただ、上述したように0.8のキリ番も近くあまり利幅を狙うのが難しそうですし、上昇の力が弱まっているのも気になるので、無理に入る場面ではなさそうです。
4時間足
最後に4時間足です。
4時間足も同じような状況ですが、先々週の雇用統計の上げを今回のCPIによる下げでなくしてしまったような形で、行って来いという感じですね。
またレンジに逆戻りのように見えますが、基本的には上昇チャネルの中なので、レンジ下限である0.772水準くらいまで下げてきたところをロングで拾いたいですね。
チャネル下限がそろそろ0.77を超えてくるので、そうなると損切りもしやすそうで入るにはよいかなと。
いずれにせよ方向感があるようでない難しい局面かなと思いますので、週明けの値動きを見つつのんびりやっていこうかと思います。
休むも相場と言いますしね。
ではでは。