いよいよ明日はアメリカ大統領選の投票最終日となり、集計が開始されます。
明日にでもトランプの再選かバイデン新大統領の誕生が決まると思っていましたがそうでもないようですね。
アメリカ大統領選がどのような流れで行われるのか、また勝敗はいつ決まるのかが気になるところですので、簡単におさらいしておきましょう。
アメリカ大統領選の投開票の流れ
大統領選は共和党のトランプと民主党のバイデンの2人で争われ、勝敗は各州に割り当てられた選挙人の過半数を得た方が大統領となります。
投票結果は州ごとに集計され、その州で一票でも多く票を獲得した候補者が選挙人を総取りします。
イメージとして、各州ごとにポイントが決まっていて、それを取り合って総合点数を競うような形になっているのですね。
1票でも多く取った州は選挙人を総取りできるので、僅差でもとにかく勝っていくと全体の投票では過半数割れしていても勝利することがあり得るのが大統領選の面白いところです。
ですので、集計が始まると各州での勝敗が次々に発表され、どこをどちらが取ったとか、選挙人の合計がいくらになったなどが盛んに報道されます。
各州では共和党支持者が多い州、民主党支持者が多い州などの特徴があり、ほぼ勝敗が決している州も多いですが、指示が拮抗している激戦州と呼ばれる州があり、激戦州での勝敗が大統領選を決すると言われています。
激戦州と言われるフロリダやペンシルベニア州、ノースカロライナ、オハイオ、ウィスコンシンなどは特に結果が注目される州でもあります。
アメリカ大統領選の勝敗が決まるまでの期間
アメリカ大統領選は従来、集計が開始される日の夜間未明にも勝敗がわかっていたのですが、今年に限ってはコロナの影響もあって投票方法が変更されました。
それにより郵便システムが影響を受けていて、結果が出るまでに数日かかるのではないかと言われています。
日本時間では11月4日の昼間にも結果がわかっていたはずが、今回は何日か後に選挙結果がわかる形になるそうです。
4年前は次々に各州の選挙結果が発表され、そのたびに為替も反応していたのですが、今回はその発表ペースがゆっくりになるイメージでしょうか。
いずれにせよ、選挙結果に関するニュースが入っては為替が乱高下し、大統領決定からしばらくして中期的な方向感が定まって動き出すという流れになるのではないかと思います。
さらに今回の郵送での投票については民主党に有利に働くと言われていて、郵送での投票に対してトランプがクレームを入れて、敗北した場合も選挙の無効を主張する可能性があります。
普段よりも大統領選挙の結果が出るまでに時間を要するのが今回と言えそうです。
結果、為替がどのように動くかは誰にもわからないところではありますが、個人的には大統領決定前後はリスクオフとなり、そこから一気にリスクオンの流れになると考えています。
私が普段トレードしている豪ドル米ドルであれば、「リスクオン=豪ドル米ドルの上昇」となりますので、大統領決定してリスクオフになった時にロングを入れてドル安を待つのが基本戦略となりそうです。
ただ、前回は信じられないようなスピードで為替が動いたので、ロットは小さくしないとあっという間にやられてしまいます。
大統領決定前後でリスクオフの流れが来たら少しずつロングのポジションを取っていくのが良さそうです。
FXでは4年に一度のお祭りといえそうなので、うまくトレードして資金を増やしていきたいですね。
ではでは