ドル円と日米金利差は相関が高いと言われていて、ドル円と日米金利差がどのような関係になっているのかチャートで確認したい人は多いと思います。
イメージで言うとこんなチャートですね。
ドル円と日米金利差は基本相関していることが多いですが、相場状況によっては乖離することもあり、単純に相関を確認するだけでなくトレードに活かすことができます。
Tradingviewなら無料プランでもドル円と日米金利差を同じチャートに表示することができますので、操作方法を見ていきたいと思います。
Tradingviewでドル円と日米金利差を同じチャートに表示する方法
まずはTradingviewを開いてドル円のチャートを表示させます。
私の場合は移動平均線や上昇チャネルを表示させていますが、ドル円チャートが表示されればOKです。
ドル円チャートに日米金利差を表示する
Tradingviewでは比較チャートを追加することができますので、銘柄名横の「+ボタン」をクリックして比較チャートを追加していきます。
追加したい比較チャートの検索画面になりますので、「US10Y-JP10Y」と入力して日米の10年金利差のチャートを比較対象として追加します。
今回は一般的な10年債利回りの差を日米金利差としていますが、2年債の金利差を調べたければ「US02Y-JP02Y」とするなどすれば好きな年限の金利差を表示することができます。
検索窓内でEnterを押すとドル円に日米金利差のチャートが表示されます。
表示を整える
単純に表示させるだけだと目盛りが同一だったり少し見づらいので、表示を整えていきます。
まずは日米金利差のチャートの目盛り(スケール)を左に分けて表示を揃えます。
チャート左上に表示されている日米金利差(US10Y-JP10Y)の詳細設定のボタンがあるので選択します。
スケールを固定から新たな左スケールに固定を選択します。
すると日米金利差の目盛り(スケール)が左に表示されるようになり、より連動性がわかりやすくなります。
日米金利差のチャートの色やラインを変更する
同様にチャート左上の日米金利差(US10Y-JP10Y)の設定ボタンを選択することで、チャートの色やラインを変更することもできます。
ここで好きなスタイルや色に変更していきましょう。
デフォルトでオレンジのラインが表示されたので、今回私は変更しませんでしたが、好みのチャートに表示することでより視認性を高めることができます。
日米金利差の比較チャートの削除・非表示方法
なお、日米金利差の比較チャートを削除するには、銘柄名横の「+ボタン」をクリックします。
比較チャートが表示されているので、チェックをクリックすると比較チャートを削除できます。
簡単に比較チャートが削除できました。
上記は比較チャートを削除する方法ですが、一時的に非表示にしたいだけの場合はチャート左上の日米金利差(US10Y-JP10Y)の目のマークをクリックすると非表示にすることができます。
再度表示したい時には目のマークを再度クリックすることで再表示できます。
ドル円と日米金利差の比較チャートのトレードへの活かし方
- 連動性の確認
- 乖離がある場合に乖離を埋める動きを狙う
ドル円と日米金利差の比較チャートから両者の連動と乖離を確認することができます。
連動性の確認
まずはしっかりと連動しているかを確認します。
日米金利差が縮小(チャートが下落)しているのにドル円が上昇している場合には、相場のテーマが金利差以外になっている可能性が考えられますので、その場合は金利差を見ていても有効なトレードができません。
金利が高い通貨は様々な理由から買われる運命にあり、金利差とドル円が連動するのは当然といえば当然の事象です。
連動していない時の方が異常と言えますので、連動していない場合は必ず理由を確認する必要があります。
乖離がある場合に乖離を埋める動きを狙う
日米金利差とドル円の水準が乖離している場合には、その後に乖離を埋める動きが起きる可能性が高いです。
その動きを狙ってエントリーしていけば利益を狙える可能性がありますし、乖離を埋めたタイミングで利確するなど利確ポイントとしても使うことができます。
ただし、日米金利差よりドル円が高い水準にあるからと言って、「ドル円が下がるに違いないからショート」と考えるのは危険です。
日米金利差よりドル円が高い水準にある際、その後に金利差が拡大してドル円に追いつくといった展開も十分に考えられますし、先取りをしていく市場の特性からもそういった動きとなることの方が多いです。
日米金利差とドル円の関係だけを見るのではなく、チェックする指標の一つとして監視しておくことでトレードの精度を高めることができます。
Tradingviewの比較チャートを使って色々な指標をチェック
Tradingviewでドル円と日米金利差を同じチャートに表示する方法を見てきました。
Tradingviewでは比較チャートやある指標同士の差(今回は米10年金利と日本10年金利の差)を表示することができるので、組み合わせて利用することでドル円と日米金利差の比較チャートを表示することができます。
ドル円とユーロドルの差やドル円とドルインデックスなどなど、様々な指標や通貨ペアを比較して見ることができるので、ぜひ色々と活用していきたいですね。
それでは。