先週(3月最終週)からロンドンもサマータイムが始まり、それに伴って値動きする時間にも変化が表れていますね。
東京は変わりませんが、ニューヨークでは一足早くサマータイムが始まり、ロンドも始まることで世界的にサマータイムも取引時間となります。
そこで、ロンドンサマータイムの切り替え時期と値動きへの影響、注意点をまとめておきたいと思います。
ロンドンサマータイムの切り替え時期
- 夏時間:3月の最終日曜日から10月の最終日曜日
- 冬時間:10月の最終日曜日から3月の最終日曜日
まずロンドンサマータイムの切り替え時期です。
ロンドンのサマータイム期間はサマータイムの開始が3月の最終日曜日から終了は10月の最終日曜日までとなっています。
今年2020年で言うと3月の29日からサマータイムが始まったことになるのでFXの取引時間で宇土3月30日からロンドンのサマータイムになっているということになります。
ロンドンサマータイムの取引時間
- 日本時間の午後4時から翌午前0時
サマータイムになると、ロンドンの取引時間は日本時間の16時(午後4時)から24時(翌午前0時)までとなります。
冬時間は午後5時から翌午前1時までが取引時間でしたので、取引開始終了共に1時間早まることになります。
ロンドンサマータイム切り替えによる値動きへの影響、注意点
- ロンドンオープン時間が17時→16時へと1時間早まる
- アーリーロンドンの時間が16時→15時へと1時間早まる
- ロンドンフィックスの時間が25時→24時へと1時間早まる
ロンドンサマータイムによる影響として、オープン時間が17時から16時へと早まる点とロンドンフィックスの時間が変わってくる点があります。
ユーロドルやユーロ円ポンド円など、ヨーロッパが関連する通貨ペアへの影響が大きくなります。
ロンドン時間が始まる16時からでなく、ロンドン時間が始まる1時間前くらいのいわゆるアーリーロンドンの時間帯から価格が動き始めます。
ロンドン早出勢とも呼ばれ、15時くらいから値動きが明らかに大きくなります。
最近はアーリーロンドンの動きを見てその日全体の動きを確認することが多いので、冬時間から夏時間への変わり目に価格が動き始めるのが早いなと感じたらサマータイムだったということもあります。
ロンドンフィックスが1時間早くなる
また、ロンドンのサマータイムによる影響として、ロンドンフィックスの時間が1時間早まる点も注意が必要です。
ロンドンフィックスは東京の仲値のようにロンドンにおける為替や様々な商品の価格が決まる時間帯で、特に取引が活発になります。
FXに関連する用語に「ロンドンフィックス」があります。 ロンドンフィックスは東京時間の仲値のようなもので、実需と関連し為替レートに影響を与えるものです。 ロンドンフィックスを知らずにFXに参加していると思わぬ痛手を追うこともある[…]
ロンドンフィックスは冬時間の場合は午前1時ですが、サマータイムになると日本時間の午前0時(24時)に変わります。
週末月末など、特にロンドンフィックスが為替への影響も非常に大きくなり、逆にロンドンフィックスが終わると方向観がガラッと変わることもありますので、ロンドンフィックスの時間が25時から24時に変わることも意識しておかないといけません。
サマータイムの変更はすべての時間が1時間繰り上がるだけですので、慣れるとどうってこともありませんが、冬時間から夏時間の変わり目には感覚的にいつもと違う動きをすることがあります。
注意して早く慣れていかないといけませんね。