先週で5月の取引も終わって、明日から6月です。
5月はなかなかにうまくいった月でしたが、豪ドルドルは重要な局面に到達していて非常に注目です。
6月早々に大きく動く可能性もあるので、すぐにトレードはしないにしてもしっかり環境認識をしていきたいと思います。
月足
まずは月足です。
月足は先週の取引で確定をして、5月は下ヒゲを伴う陽線となりました。
3月の大きな下落からの戻しが継続した月となりましたね。
全体のトレンドとしては以下のようになっています。
- SMA(移動平均線)はすべて下向き
- 価格がSMAより下
- 薄い下降雲
引き続きSMAはすべて下向きで価格はSMAより下にあり、薄い下降雲も出ているので下落トレンドです。
下落トレンドの中の戻しという状況で、どこまで戻すかが注目ポイントです。
過去の値動きを見るとSMA20(画像赤線)は信頼できそうですが、3月の下落がきつかったため、深めに戻す可能性もあります。
そろそろSMA20が見えるレベルまで来ていて、2ヶ月連続の陽線もつけていることを考えると、下落局面は近いのではないかなという感じです。
週足
続いて週足です。
先週も大きく上昇をしたため、週足は大陽線をつけました。
ローソク足的には上昇の力が強く、来週以降も上昇する可能性のある形となっています。
全体のトレンドとしてはSMAは下向きで価格はSMA20と50の間にあり、下落トレンドの中の戻し局面と考えられます。
一目均衡表の雲は下降雲になっていて、前回の大きな下落局面となったSMA50の近くまで来ているので、戻り売りをしかけるなら絶好の局面といえます。
とはいえ、上昇転換の可能性ももちろんあり、足元のローソク足では強い上昇が出ています。
今週や来週くらいで転換のローソク足が出たり、後述する4時間足レベルの上昇トレンドが崩れるなど、反転の兆しが出てからでも十分な利幅が狙えそうですね。
日足
続いて日足です。
日足は強く意識されているSMA200をめぐる攻防が続いています。
SMA200に到達後、一度は大きく下落しましたが、その後は再度上昇に転じていて、最終的にはわずかにSMA200を上回る水準で引けました。
さすがにここから下落に転じそうですが、SMA200を上回って高値圏で引けていることから上昇の力は強く、すぐに自信を持ってショートで入れる状況でもありません。
上も下もあるかなという感じで、状況を見守りたい形です。
大きな下落の最安値付近をつないだ角度で引いたチャネルでは、下落チャネルとなっていて現在はチャネルの上限付近です。
急角度の上昇チャネルもしばらく続いており、下落に転じるには絶好の場面です。
今週おそらくチャネル上限にタッチすると思いますので、その際のプライスアクションを見て軽く入ってみても良いかもしれませんね。
4時間足
最後に4時間足です。
4時間足では上昇チャネルの中を順調に推移しているという状況で、センターラインで一度下落後に再度上昇をしています。
SMAはすべて上向きで価格もSMAの上にあり、かなり強い上昇トレンドが継続しています。
高値更新ができなくなっているので、上昇トレンドが崩れそうな兆しもありますが、まずはSMAを下回ったり上昇チャネルが崩れるのを待ちたいですね。
上述した下降チャネルの上限との対決も近づいているので、まずはそこのプライスアクションを見たいです。
エントリーポイントとしては、下降チャネルの上限、週足のSMA50、キリ番が重なり合う0.67まで上昇するようならプライスアクションを見てショートエントリーしたいです。
ここでエントリーできれば、長期足のエントリーポイントとなるのでスイングに近い時間軸でポジションを持てそうです。
短期でとっていくポジションとは別にスイングのポジションも持ちたいと思います。
ただ、ここを抜けられると月足のSMA20水準の0.685などまで見えてきます。
上昇の勢いも強くなると思いますので、まずは週明けの流れと目標点に到達した時のプライスアクションを見て立ち振る舞いを決めたいと思います。
いずれにせよ重要な局面に来ているのは確かなので、6月の相場が始まるのが楽しみですね。