今週のユーロドルは1.10手前で下落をはじめて、なんとなく方向感のない展開でしたね。
ドル売りかと思えば急にドル買いとなったり、難しい相場であったように思えます。
来週以降どんな相場展開になるのか、ユーロドルの各足の状況を見て環境認識していきたいと思います。
月足
まずは月足です。
今月分の月足はまだ確定していませんが、今週下落したことで陰線の実体が少し長くなりました。
先週から状況は変わりませんが、
・SMA(移動平均線)は下向き
・価格はSMAより下
・一目均衡表の下降雲も出現
と、大きな流れは下向きです。
チャネルの上限、下限ともにまだ距離があるため、上にも下にもいく可能性がある状況といえます。
週足
続いて週足です。
今週の週足は上下にひげをともなう陰線で引けました。
週明けは上昇からはじまりましたが、1.10手前で急下落となり、その後下げ止まって少し調整して引けたという形です。
週足については
・SMA(移動平均線)はすべて下向き
・価格はSMAより下
・薄い下降雲
と、ゆるやかな下落トレンドは継続しています。
チャートを見てもうっすら右肩下がりのチャネルの中を推移しているように見えますね。
チャネル上限で下落の起点となるSMA50(画像青線)にはまだ距離があり、チャネルの下限にも距離があるので、月足同様、上にも下にも行く可能性がある状況といえます。
日足
次に日足です。
日足では前回の下落の流れに引いたフィボナッチの50%近辺まで戻して、1.10手前で下落に転じました。
その後は前回安値まで落ちずに反転をしているように見え、三角持ち合いのような形になっています。
下に1.077と1.07、上に1.1近辺のオプションがあるので、このような状況になっているのではないかと。
現状は三角持ち合いの下限近辺にあるので、一旦は上昇を見せて、その後上か下にブレイクしていくような流れになるのではないかと考えています。
また、4時間足を見ると、これまでレジスタンスラインだったトレンドラインがサポートとして4回ほど機能しているので、ここはサポートとして信頼できそうです。
いずれにせよ三角持ち合いの相場でどちらにいくかわかりづらく、ブレイクした方向についていくつもりです。