4/13以降、ユーロドルはどのような動きになるかどんなシナリオで臨むか環境認識していきたいと思います。
まず、今週(4/6週)のユーロドルは、一度下を掘った後火曜日には急上昇を見せ、その後は1.09近辺でレンジや持ち合いといった流れとなりました。
個人的に本格的な上昇に転換するまでロングは禁止していたので、急上昇には乗れませんでしたが、その後はレンジの下限付近でロングを、上限付近でショートをして短期で稼いでいくことができ、今週はなかなか良い立ち回りができたと思います。
週の途中では意識されていたラインをブレイクした場面もあったので、来週以降はどうなるのかユーロドルの現状と今後の動きを各足ごとに見ていきましょう。
月足
まずは月足です。
月足は最新の足は確定していませんが、現状下ヒゲを伴った陰線になっていて、まだまだどんなローソク足で引けるのかは見えづらい状況です。
直近2ヶ月が長い下ヒゲをつけていて一定の上昇圧力を見せているので、今月も下ヒゲを伴ったローソク足で引けるかな?とぼんやり考えています。
とはいえ、
・SMA(移動平均線)は下向き
・価格はSMAより下
・一目均衡表の下降雲も出現
と、大きな流れとしては下向きであると言えますね。
週足
続いて週足です。
週足は前週の大きな陰線から一転して、今週(4/6の週)は陽線をつける結果となりました。
上ヒゲも下ヒゲも短い陽線で大陽線と言えますが、ここ数週間のとんでもない長さのローソク足にはならずボラティリティの落ち着きを感じます。
・SMA(移動平均線)はすべて下向き
・価格はSMAより下
・薄い下降雲
と、ゆるやかな下落トレンドは継続といえます。
直近は調整の上昇を見せており、週足レベルで確度の高いSMA50(画像青線)にもまだ距離があるため、来週すぐに下げる流れにはなりづらそうですが、全体の流れは下落のため、来週以降上にも下にもいきそうな難しい局面です。
まずは今週の上昇がどれくらい続くのか、節目を見極めてショートが打てる場面を確認する局面と言えそうです。
色々な通貨を見ている人であれば、無理に入る局面ではなく、トレンドが出ている豪ドル絡みを取引するのも良いかもいしれませんね。
日足
続いて日足です。
日足は前回下落に対して引いたフィボナッチラインの50%手前まで到達し、人によっては半値戻しと言える水準まで戻してきました。
現値のすぐ上にはフィボ50%や日足のSMA50(画像青線)、キリ番などが重なる1.095があり、そこを超えると1.1を巡る攻防となります。
1.1はフィボナッチの61.8%の水準とも重なるため一定の反発は見せる場所なので、短期で取引する場合には利確目標や逆張りの壁としても使えそうです。
また、短中期の上昇の流れが止まる可能性もあるため、注目のポイントです。
4/6週は1.09を巡る攻防が続いた週でした
なお、今週(4/6週)の半ばでは1.09がかなり意識され、1.09を中心にレンジや三角持ち合いが形成されました。
1.09付近にはオプションやフィボナッチの38.2%ラインがあり、非常に意識されたラインでした。
結果、1.09ラインは4/9にブレイクされユーロドルの大きな上昇につながりました。
4時間足を見ると、レンジっぽい三角持ち合いを形成していたところを上にブレイクしている様子がよりわかります。
ブレイク後のローソク足は金曜日のイースターによるアメリカ休場の日の値動きですので、実質は週明けからブレイク後の動きを見せてくると考えており、週明けどう動くかは注目です。
これから本格的な上昇につながっていくのか、それともブレイクワンタッチで一度落ちてくれるのか、はたまた完全にダマシに終わって三角持ち合いに戻ってきてしまうのかしっかり見極めたいと思います。
・本格的な上昇
・ブレイクワンタッチで一度落ちた後に上昇
・ブレイクはダマシで三角持ち合いに戻る
個人的にはすでにロングポジションは仕込み済みですので、このまま上昇でも良し。一度ブレイクワンタッチで戻ってくるようであれば買い増しの流れで考えています。
三角持ち合いの下限近くのゾーンまで落ちてくるようであれば一度損切りして再びシナリオを組み直す予定です。
4/13以降は上昇から下落の転換を意識しつつ、まずはどこまで上にいくかを見極めていきたいと思います。
ファンダを見てもユーロ買いの材料はありませんが、FRBが量的緩和を無制限に行うなど、それ以上にドル安要因が大きくなりドル売りからのユーロドル上昇の流れは大いにあると考えています。
全体の流れは下ということは意識しつつ、上値がどれくらいになるかついていきたいと思います。